今回は、11月21日〜24日の行程で玄蕎麦の世界最大の供給国である「中国」の玄関口「天津」、その港、倉庫、精選工場などを訪れた。この時期すでに収穫は終了しており、大抵の品物は脱穀・粗精選・乾燥を現地で済ませ順にこの天津へ送られてくる。
中国での蕎麦の生産量は統計が取られているわけではないのではっきりとした数字が有るわけではない。ちなみに日本国内の玄蕎麦使用量が13万トン内外で、その内8万トン強は中国からの輸入である。 産地から送られてくる場合の1ロットは60トンで、ご覧いただけるひと山がそれである。一目瞭然であるが、倉庫といっても屋根もなく覆う壁もないただ下に石を敷いただけの所に積上げ、シートをかけて雨をしのいでいるだけである。日本でも大昔はこうだったらしい。聞く所によると産地での保管はきちんと建物があるとのこと。
今年に限ってのことだが、中国産玄蕎麦の含有水分が非常にばらついており、低いものは12%台、高いものになると20%を超えるようなものまで出てきている。例年だと低い所で一定しているはずなのにこれ如何に。 こんなこともあって、今年の中国産原料は要注意なので現地でも気を引き締めてやってもらいたい意向を伝えてきた。
ちなみに、このときに積んだ玄蕎麦は平均水分値が15.0%である。これが12月10日過ぎには手元に届くことになる。
11月21日撮影
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