今回はアメリカ、ノースダコタ州ディッキンソン(Dickinson)からの報告となります。 この地域はケイド社が育種したKOBAN,KOTOを中心に蒔いていました。 Totalで約700エーカー(5つの畑)を見ました。全体的にいえることは、今現在蕎麦の発育は非常に良いと言うことと、ちょっと畑の土壌としては水分が不足しているということでしょう。農家の人に言わせると収穫までにあと一回雨が欲しいそうです。
このあたりは6月の中旬から下旬に掛けて播種したようで、蒔いた時期によっても成長具合が違いますが大きい物だと1メートル強の背丈がありました。平均的には50〜70センチと言うところ。 品種の違いもあるようでKOBANのほうがKOTOに比べよく伸びるそうです。ちなみに聞いてみたところ反収にそう違いは無いようです。 現状だとあと3週間もすれば収穫できるだろうと農家の方は言っていました。
ちなみに来月も(9月24日、25日)この同じ地域 ディッキンソン に組合として産地の状況を見に行くこととなっています。このときはカナダの産地(マニトバ州)から、農場試験場(Kade Research Ltd.)アメリカに入ってノースダコタ州 グランドフォークス(Grand Forks)、ディッキンソン(Dickinson)と見て回る予定で、もちろん私も同行するのでその報告を是非楽しみにしていただきたいと思います。
追記 今回は、写真にも載せてあるようにモンタナ州Great Fallsという町にあるpasta Montana社の工場見学をさせていただきました。ここにはスイスの製粉学校時代の同級生である日本製粉(株)の前鶴氏が赴任されており、無理をお願いして実現しました。 大変きれいな工場で、隣にあるGeneral Millsという製粉工場より直接セモリナ粉を受け入れてパスタの生産をしているとのこと。 ここで作られるパスタは日本にも一部輸出しているそうです。(ほとんどが業務用) Pasta Montana社の皆さん、そして前鶴さん有難うございました。
Special thanks:
豊田通商(株)SF office Mr.Akira Shibata Minn-Dak Growers LTD
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