現在オーストラリアで栽培されている種は、北海道のキタワセが多いようですが中には常陸秋蕎麦を蒔いている地域もあるそうです。
オーストラリアで蕎麦が栽培されるようになって30年以上になるそうですが、以前は「トーキョーバラエティー」とか、福井在来の「池田種」といった小粒系蕎麦を栽培していたようです。キタワセを蒔くようになったのはここ10年位との事。近年エルニーニョなどの影響で気候が安定していない事もあり、農家の方も間に立つサプライヤーの方も色々と試行錯誤を繰り返し、より良い製品(crop)を作るように努力されていました。
その一例が今年からダイレクトコンバイン(直接刈り取って脱穀すること)をやめ、一度刈り取ってからウインドローといって一週間くらい自然乾燥させた上で脱穀する方法を取り入れたことです。(小麦などはこの方法で収穫していたらしい。)
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